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80年代ってなんだったんだろう。 とバブルの恩恵にあずかることなく崩壊後の寒々しい時代に社会人となった自分はときどき思う。 著者はわたしのこの疑問に一言で答えてくれた。いわく、 「バブルは貧乏人のお祭りだった」 なるほど。 著者は、恋人たちのクリスマスも、バレンタインデーチョコも、ディズニーランドの年越しも全部80年代に始まったという。驚いたのは、70年代までは冬になると当たり前のように電車の中で編み物をしている女子を見かけたという話。びっくりした。そうなの? 親に聞いてみたら、たしかに昔はよく見かけたという。わたしはこれまでの人生でそんな光景見たことがない。一度も。それは昭和とともに失われた風景だったのか…。 ほかにもいろいろと、80年代のおとなたちがじわじわ若者たちを囲い込み、「若者に消費をすすめる社会」にしていく過程をおもしろおかしく調査している。いや、おもしろいのだけど、ときどきぞっとしたり。金をろくにもっていない世代に金のかかる娯楽やモノをすすめるのだから正気の沙汰じゃない。それが90年代の援助交際というか売春を生むわけだ。そして現在に至る。 ちなみにわたしは冒頭の「一杯のかけそば」のあらすじを読んで、「いい話ですね(苦笑)」と思った一人。世代差はやはりあるのか?
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若者殺しの時代/堀井憲一郎
若者殺しの時代/堀井憲一郎 1980年代がどれだけばかばかしい時代であったかを知るにはちょうど良い本です。 ...続きを見る |
仮想本棚&電脳日記 2006/11/05 22:27 |
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