テーマ:漫画

『愛人』 田中ユタカ

愛人と書いてアイレンと読む。 未来の地球。移植された細胞が異変を起こす病に冒され、余命いくばくもない少年、イクルが主人公。すでに両親はなく、施設で育てられた彼は最後の時間を一人きりで過ごす寂しさに耐えられず、人造遺伝子人間(俗称アイレン)の少女あいを得る。このときイクルは知らなかったのだが、精神援助用に作られたアイレンは長くは生き…
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『愛がなくても喰ってゆけます。』 よしながふみ

おいしいお店での食事をめぐる短編集。主人公の漫画家Yなが氏が知人、友人と都内の飲食店でご馳走を満喫する、それだけのお話。各話は非常に短いがどれにも旨いものを食うことの喜びが溢れていて、読んでいてうれしくなるとともに無性に外食がしたくなる。 イタリアン、韓国料理、寿司、中華、フレンチ、ケーキ・バイキング、鰻、ベトナム料理などなど、さ…
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『彩雪に舞う…』 楠勝平

一読して驚嘆した。とんでもない才能があったものだ。 楠はわずか30歳にして心臓弁膜症という病に倒れた漫画家。デビューが1960年で、没するのが1974年であるから漫画家としての活動期間は長くはない。しかも病身のためメジャー商業誌での連載がもてず、作品数も決して多くはない。 デビュー前は白土三平のアシスタントをしており、当時の漫画…
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『愛すべき娘たち』 よしながふみ

すべての娘たちは読むべし。 全五話の連作集。第二話を除いて登場する女性たちの年齢は30歳以上と高めなので歳が近い女性が読むと共感できる部分は多いのではないだろうか。もはや大人同士となった娘と母親との関係を描く第一話と第五話、30歳で独り身の女性がお見合いをする第三話、同じく30歳で、派遣社員として働いている女性がふとしたことから過…
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『孤独のグルメ』 (原作)久住昌之 (作画)谷口ジロー

吉田健一の『旨いものはうまい』同様、食うことは幸福に繋がっているのだということをしみじみと教えてくれる一冊。 大勢で食う食事は楽しい。気の置けない友人たちとわいわい騒ぎながら酒を飲み、鍋を囲んだり、焼肉やもんじゃを焼いたり。酒のおかげで舌が滑らかになれば話は弾むし、息ができなくなるくらい大笑いするのは人生の最高の幸福のひとつに数え…
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『僕の小規模な失敗』 福満しげゆき

すべての内向青年は読むべし。 将来について何も考えずなんとなく入学した高校で周囲に溶け込めず挫折し中退。アルバイト生活で稼いだ金を貯めて一人暮らしをはじめるも長続きせず、定時制の高校に入り直したはいいが卒業するときには22歳だと知って愕然とし、社会に出たくないからという超消極的理由から大学進学を目指し、推薦枠を得てせっかく入学した…
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『アシュラ』 ジョージ秋山

昭和十年代、この東海の寺の住職だった高僧が、支那事変の慰問に出かけた。彼は説教会場に集められた兵士に、愛国的な演説も、国民の心得も述べなかった。 彼は、「人というのは、ほっといても何れ死ぬものだ。だからいくら殺しても罪になんかなりはしない。いくらでも殺しなさい」と語った。 すると、緊張していた兵士たちの間から穏やかな笑い声と、嘆声が…
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78) 『長い道』 こうの史代

こうの史代さんの漫画は『夕凪の街 桜の国』しか読んだことがなくて、でもあの絵が好きでずっと気になっていて、本屋に行ったらこの本が置いてあったので手にとって表紙を眺めたら黄色がかったその絵にすっかり魅せられ、どういう内容か全然分からなかったけれどもそのままレジへ持っていった。 帰宅して最初のページを開いたらなんだかほんわかラ…
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59)『デイジー・ラック』 海野つなみ

人間として(?)ひとつの節目といってもいいであろう30歳を迎えた幼馴染みの女性4人の、仕事や家庭や恋愛模様をさわやかに描いたオムニバス・ストーリー。 わたしは男だけれど思いっきり楽しく読めた。30歳になると(というか30歳を目前にすると)「わたし、このままでいいのかな」という一種の焦りのようなものを感じる女性ってやはり現実にも…
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55) 『うつうつひでお日記』 吾妻ひでお

吾妻ひでおさんの2004年7月から2005年2月までの漫画日記。 読書と抗うつ剤と貧乏の日々を淡々とライトに描いている。 ほんとに淡々と日々が過ぎている。 仕事して、図書館で本を借りて読んで、テレビ見て、ときどき暗い気分に襲われて。漫画家というのも大変な仕事だなあと改めて思う。 吾妻さんはかなりの読書家。 多いとき…
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33)『夕凪の街 桜の国』 こうの史代

八月六日になった。世界で初めて、原子爆弾が広島に落とされた日である。その日から今年で61年が経った。八月は広島と長崎、二度の被爆の日と終戦の日がある月。戦争という最悪の人災がもたらした悲劇について考えることの多くなる月である。 この漫画については今さら多くを語る必要はないだろう。ヒロシマを描いて大反響を読んだこうのさんの一…
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29) 『blue』 魚喃キリコ

青が好きである。 海の色。空の色。憂鬱の色であるとともに、若さの色でもある。 未熟さや残酷さや一途さや。 回想される失われた日々の色でもある。 はじめ、作者の名前が読めなかった。うおなん? と思った。ローマ字でも書いてあって、nanananと読めた。なななんキリコさん。 何気なく手に取った『strawberry s…
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18) 『ビリーバーズ』 山本直樹

本書をアップするのに少々ためらわれた。が、閑古鳥の鳴いているブログの管理人が何を気にすることがあるだろう。というわけでアップ。漫画です。 素晴らしいと個人的には思うのだが、ためらわれた理由はひとつ。とにかくエッチだから。エッチなんていうと軽く聞こえてしまうかもしれない。とにかく性描写がどぎつい。 孤島で暮らす、怪しい…
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1) 『黄色い本』 高野文子

管理人のepiと申します。はじめまして。 このブログでは、読んだ本の感想や、始めたばっかりのヘタな写真などを恥ずかしげもなくアップしていこうと思います。 というわけでさっそく本の紹介です。 偏っていくと思いますが、コンセプトは「いとしさと、せつなさと、心強さ」です。(ん?デジャヴか?)日常をそんなふうに思えるような素敵…
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